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平成18年4月14日

大連視察記

外国人研修生を送り出す中国・大連の研修施設を視察しました。

  今回の訪中は我が国の外国人研修生制度に基づく中国側の送り出し機関である、中国対外友好合作服務中心東北事業部 国際開発分公司の李 良杰社長に面会し中国側の実態を視察するためであった。
  人口600万人の大都市、大連市の感想は大変驚いた!の一言であった。至る所に戦前に日本人が建設した学校・病院・裁判所・道路や鉄道・上下水道が完備された素晴らしい街であった。
  現在では、至る所がクラッシュ・アンド・ビルドの建築ラッシュである。そこで改めて感じたことは貧困の差が非常に酷く、ために農村部の人間がトレーニングセンターで日本語を勉強して、研修生として日本に派遣されると言うシステムの存在である。
  研修生の指導は大変に厳しく、教官は指導力があり日本の昭和20年代前半の小中一貫教育を受けた頃の教師に対する尊敬度を感じることが出来た。同伴の社長は、36歳の敏腕社長でやり手であるが、今の日本人には無い真面目で素直な態度を感じ取り、これは海外進出の足掛かりにもなるので、小生も参画させて欲しいと大変な熱の入れようで、グループ会社に働きかけて人員を募るとの言葉が出るほど感動しておられた。
  しかし道路の整備は悪く、万歩計がまともに作動しないほどデコボコの状態で歩いても無いのに6,000歩は歩いたほどのデコボコ状態である(旧日本軍が作った石畳や道路も補修しながら使っている状態で、最近造った立体交差道路は流石にデコボコでは無いが…)。 
  住宅事情は古い建物を壊して、ヨーロッパ調の同じパターンの高層マンションを数多く建設している。それでも人口が多過ぎるのか至る所にクレーンが立ち並び、建築中の現場における工事手法は人海戦術状態である。セメントや砂等はスコップで混ぜ合わし作業をしている状態である。
  建築は、日本なら2年程度かかるようなビッグなビルを10ヶ月位でオープンさせるような施工である。原因は地震が無いのと、現在は建築基準法が甘いので、今のうちに粗製乱造とはいわないが、処変われば品変わるで、大変な勢いの建築ラッシュで発展している。
  また、ビルに入っても薄暗く、エネルギー不足が至る所で目立った。店舗や商店・集客場所は流石に電気は点灯しているが、日本のようには明るくなく、矢張りエネルギーの不足が感じられた。大連の駅から車で約10分ほどの所に森ビルが進出していた。この辺りは日本人が多く住み、日本人向きのクラブやカラオケの店などもあり、比較的明るく治安も先ず先ずとの感触を得た。
  現在の円と元とのレートは1万円が650元で、タクシーは安く、10元で大連の駅前から森ビルまで約10分でお釣が来たほどである。大連は車が多く日本車が殆んどで、自転車はアップダウンが多く余り利用は進んでいない。
  交通事情は滅茶苦茶で、割り込みその他、日本なら考えられないような運転であるが怒らずに皆平気で、夜の赤信号などは周辺の状況を見ながら臨機応変に運転していた。また歩行者が信号を守らない状態でも運転手は平気で慣れている状況である。三輪車昔のダイハツのミゼットのような車も多く見られた。ホテルはミラマ大連だったが、ここはビジネスマンが良く泊まるようで、日本語もOKであった。
  結論的には、昔の日本人のように真面目で素直な姿勢が感じられ、送り出し機関の指導も政府の管轄下でかなり真剣に進めており、研修生を受け入れても安心できると感じた。


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